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コツを掴めば美味しさ長持ち、簡単!りんごの保存方法

2018/4/17

比較的保存期間が長いといわれるりんごですが、そのまま放置しては劣化が早まるのは当然です。

美味しを長持ちさせるためには、少しだけコツがあるのです。

水分と温度

りんごの保存方法で大切なのは水分の管理と温度管理です。

りんごは乾燥に弱い果物です。

水分が失われると美味しさも失われて食味が格段に落ちてしまいます。

りんごの保存で大事なのは水分を保持することです。

りんごは美味しさを保つために水分の蒸発を防ぐことを目的に、ポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫または温度差のない涼しい冷暗所で保存します。

りんごは温度差があると痛みが早くなります。

長期の保存時は低温かつ高湿度に保つのがポイントです。

保存は冷蔵庫の野菜室などに、薄めのポリ袋に入れて保存すると水分の蒸発を防ぎ長持ちさせることができます。

面倒ですが、りんごを1個ずつ新聞紙などの柔らかめの紙で包んでからポリ袋に入れると温度変化と湿度変化をやさしく緩和してくれます。

また新聞紙が湿度調節の役目をしてくれるので、より美味しさが長持ちするのです。

エチレンガス

野菜や果物は、エチレンという植物ホルモンの作用で生長し、熟成していきます。

収穫した後も呼吸をし、どんどんエチレンガスを放出して老化に至るのですが、これが一般的に言われる腐るという現象です。

この様に野菜や果物の成長にはエチレンは必要不可欠なものですが、自分だけでなく周辺の野菜や果物までをも傷める原因となっています。

りんごは熟成を促進するエチレンガスを多量に発生させるので、一緒においてある他の果物や野菜の熟成を早めてしまいますので、分けて保存しましょう。

りんごの保存法として、個別に新聞紙で包んで、ポリ袋に入れて密封といわれるのはエチレン作用を防ぐためでもあります。

エチレンガスの有効な使い方

りんごを使って、追熟・保存をコントロールしよう

エチレンガスはほぼ全ての野菜・果物が放出するものですが、特にみじかなもので放出量が多いのがりんごなのです。

例えば、冷蔵庫の中にりんごとバナナを一緒に入れて保存すると2、3日でバナナは熟して皮が黒くなります。

それくらいりんごから出てくるエチレンガスは大量です。

逆にいうと、アボガドやキウイフルーツなど、購入したけどまだ熟れてなくて困った…という時にはりんごと一緒にビニール袋などに密閉して置いておくとすぐに追熟してくれるのです。

特に熟成に時間のかかるキウイフルーツや、まだ固い西洋なし(ラフランス)などは追熟期にあえてりんごを一緒にすることで熟成期間の短縮と食味の向上に利用されています。

また、カレーやシチューでよく使われるじゃがいもですが、実はりんご(エチレンガス)との相性が非常によいとされています。

じゃがいもは腐るという行程の前に、発芽することで毒素を生みだすのですが、その毒は何とサソリの毒と同様の神経毒で、人体にとっても有害です。

エチレンガスは、その毒の原因である発芽を抑制する働きが強いため、じゃがいもの保存には向いているのです。

スーパーなどでりんごの隣にじゃがいもがよく置かれているのはこの作用からと言われています。

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