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おいしい葉とらずりんごを作るポイント

2018/12/6

葉とらずりんごは、無袋りんごで、葉を摘み取っていない自然体のりんごのことです。
葉を取らないことから通常栽培より栽培条件が不利であるため、適正な管理をしなければ青実果が多くなってしまいます。
葉とらずりんごは省力栽培ではなく、味にこだわった「究極りんご」ですので、葉の力でおいしいりんごを作りましょう。
ここでは、きれいな葉型のついた葉とらずふじを作るための重要ポイントを紹介します。

おいしい葉とらずふじを作るためのポイント

1 適正着果を守る

葉とらず栽培は「光」の条件が不要な分、「葉からの養分」が通常栽培よりも大事ですので、適正着果を通常栽培以上に意識しながら摘果作業を進めましょう。

2 葉は取らなくても、他の作業はしっかりと

支柱入れはもちろんですが、ふじは他品種より着色に光が必要なため、必ず反射シートを使用しましょう。
なお、着色期間の気温が低く、温度の面でも条件が不利となりますので、シルバータイプの反射シートを使用しましょう。

3 葉とらずふじは優良着色系統で

葉とらず栽培には優良着色系統である「宮美ふじ」「コスモふじ」などがおすすめです。
ただし、着色が先行しますので、しっかりと味をのせてから収穫するのがポイントです。

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