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新たに生み出されたりんごの栽培技術とは

2018/11/15

近年、新たに農業を始める人が増えていますが、りんごは剪定をはじめとする高い技術が必要なことから、水稲や野菜などほかの作物を選んぶ人たちが増えてきました。
しかし、新規就農者でも取り組みやすく、作業効率も良く、高齢者でも作業がしやすい新たなりんごの栽培技術が生み出されています。

新栽培法

1 ジョイント栽培

宮城県農業・園芸総合研究所で考えられた技術で、樹を設木の技術を使ってジョイントします。
ぶどうの仕立て方のような感じで、早期に多収量を得られること、脚立が不要となるので、作業の安全性の面からも大きなメリットがあります。

2 高密植わい化栽培

コンパクトな樹で収益性、効率化を求める栽培方法で、世界では主流となっています。
日本では長野県を中心に全国各地で増加していて、すべての樹で同じような仕立て方となることから、栽培をマニュアル化しやすい特徴があります。

3 半わい化栽培

山形県朝日町で、豪雪による枝折れ被害の防止対策の一つとして取り組まれています。
あらかじめ、鋼管パイプを設置して、主枝を誘引・結束し、支柱の頂上部からパイプを鋼線で吊上げることで、約300Kgの負荷に耐えることができます。
豪雪地でも作業しやすく、植樹から早い段階で収穫ができる当栽培法は画期的であり、経験が浅くても実践しやすい特徴があります。

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