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りんごの葉摘み(葉取り)

2018/12/20

葉摘みはりんごの着色を良くするために、りんごをおおっている葉を摘み取り、より多く日光を当てるようにする作業です。
葉を摘み過ぎると光合成で作る養分がりんごに行き渡らなくなるため、摘み過ぎないようにしなければなりません。
おいしいりんごを作るためには、適期適度の葉摘みが大事ですが、たまに8月から強い葉摘みを行っている園地も見られます。
このような管理をすると、「夢ひかり」(ひろさきふじの中でも一定の糖度を超えるもの)率の低下、「有袋ジョナゴールド」では、内部品質・貯蔵力の低下などが多くなります。
良いりんごを作るためには良い葉を作ることが大切です。
葉からの養分が果実にしっかりといきわたるような栽培管理をしましょう。

「夢ひかり」(ひろさきふじ高糖度品)

りんごには、早生種・中生種・晩生種があります。
最近はさまざまな中生種が増えてきているため、これから勝ち残っていくためには市場評価の高い高糖度品「夢ひかり」が求められます。
早い時期から強い葉摘みを行うと食味が低下し、着色についても鮮明な赤色にならないことから、9月5日頃(平年)を目安に葉摘みを開始しましょう。

「有袋ジョナゴールド」

有袋ジョナゴールドは翌年7月まで販売することのできる長期販売品種ですが、近年、軟化剤や褐変などの内部品質が問題となっています。
有袋ジョナゴールドは8月から葉摘みをしてしまうと貯蔵力がなくなり、色も着きにくくなりますので、9月中旬頃から本格的な葉摘みを行いましょう。

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