りんごが認知症予防に有効なワケ
2018/11/8
恐るべし!りんごパワー
りんごがアルツハイマー病などの認知症の予防に有効であると米国コーネル大学の研究チームが、米Journal of Food Science誌の中で発表しました。
りんごには様々な有効成分が入っているのは知られていますが、認知症予防のカギになっているのは「ケルセチン」です。
「ケルセチン」といえば、りんごに含まれる高い抗酸化作用を持つ物質です。
タマネギ同様、血液をサラサラにしたり、アレルギーの改善、高血圧や動脈硬化の改善に効果あると言われています。
りんごの「ケルセチン」にはビタミンCの吸収を助ける作用もあり、老化や認知症にも効果があると研究は続いています。
老化や認知症は活性酸素によって起こりやすくなりますが、「ケルセチン」の抗酸化作用は強力に活性酸素に働きかけるため、認知症予防が期待できるのです。
もうひとつ、りんごには「アセチルコリン」の低下を防いでくれる働きがあります。
「アセチルコリン」とは、脳内の神経伝達物質のことで低下すると記憶障害が現れます。
りんごによって、記憶が保たれ、認知症予防となるのです。
さらに、りんごを食べることで血中のビタミンCも増えます。
アルツハイマー型認知症の原因とされている「アミロイドβタンパク」の脳内蓄積を防いでくれるのは、ビタミンCなのです。
認知症予防に効果的な食べ方
老化や認知症を防ぐ食べ方としては、生のまま皮ごとよく噛んで食べて下さい。
りんごの皮には、ケルセチンやポリフェノールなど、りんごの有効成分が大量に含まれています。
皮をむいてしまったら、有効成分を捨てているようなもの。
皮付きのままよく噛んで食べて下さい。
噛むことによって脳は刺激されます。
脳への刺激は記憶や思考の活性化につながるのです。